Guide / Use case
Vlog(ブイログ)をAIで自動編集・作成する方法|AI Vlogの作り方と日本語対応
日常や旅を記録するVlogは人気の一方、「編集が大変で続かない」が最大の壁です。AI動画ツールを使えば、長尺素材の自動カット・テロップ付け・ナレーション生成までを大幅に効率化できます。この記事では、Vlog制作の工程別に使えるAIツールと、顔出しなしVlogの作り方を公開情報ベースで解説します。

Vlog編集にAIが効く3つの理由
- 素材が長い:Vlogは撮影時間が長く、編集の大半が「不要部分のカット」。ここをAIが自動化できる
- 定型作業が多い:テロップ・BGM・場面転換は毎回似た作業。AIのテンプレ処理と相性が良い
- 継続が命:Vlogは更新頻度が価値。編集時間を削れるほど続けやすくなる
Vlog制作の工程別・AIツールの使いどころ
① 長尺素材の自動カット・文字起こし
撮りためた素材から無音・言い淀みを自動でカットし、文字起こしベースで編集できるのがDescriptです。テキストを消すと対応する映像も消える「ドキュメント感覚の編集」で、長尺Vlogの粗編集を効率化できます。ただしDescriptの文字起こしは25言語で、日本語は含まれていません。「Remove Filler Words」も「um」「ah」「like」などが対象のため、日本語で話すVlogには文字起こし編集・言い淀みの自動カットを使えません(2026年10月19日 descript.com/pricing で確認)。英語で話すVlogや、話し声のない映像中心のVlogで使うのが前提です。使い方はDescriptの使い方ガイドを参照してください。
② テロップ・字幕の自動生成
日本語のVlogで字幕を自動生成するなら、YouTube Studioの自動字幕起こし(日本語に対応・誤りは公開前に編集)や、VEEDの自動字幕(対応言語に日本語あり)が使えます。自動文字起こしでテロップを付ける方法は字幕・テロップの自動生成で詳しく解説しています。縦型ショートVlogなら、字幕を大きく入れるのが定石です。
③ ナレーション(AI音声)の追加
顔出し・声出しをしたくない場合は、AI音声合成でナレーションを付けられます。Flikiはテキストから多言語のナレーション付き動画を作れるため、写真・短尺クリップを並べたフォトVlog的な構成に向きます。使い方はFlikiの使い方ガイドへ。
④ BGM・場面転換の仕上げ
テンプレートでテロップ・トランジション・BGMをまとめて付けたいなら、CanvaやVeed.ioのようなテンプレ型エディタが手軽です。素材を差し替えるだけでVlogらしい体裁が整います。
顔出しなしVlogの作り方
「日常は記録したいが顔は出したくない」という場合は、次の組み合わせで、顔出しなしのVlogが作れます。
- 映像:風景・手元・食事・持ち物・移動中の景色など「自分が映らない」素材を中心に撮る
- 音声:AIナレーション(音声合成)でその日の出来事を語る/テロップだけで進行する
- 仕上げ:BGM・字幕・場面転換をテンプレで付けて完成
この手法は縦型ショートをAIで量産する方法とも相性が良く、1本の撮影から複数のショートVlogを切り出せます。
Vlogは「自動作成」と「自動編集」で、できることが違う
同じ「自動」でも、探しているものが2つに分かれます。ここを取り違えると、使うツールを間違えます。
- 自動作成=素材がない状態から、台本や構成、ナレーションまでAIに作らせる。 顔出しなしのVlogや、撮影に行けない回で使います。
- 自動編集=自分で撮った映像がある状態で、カット、テロップ、BGM合わせをAIに任せる。 撮影はするけれど編集時間を減らしたい人向けです。
撮影済みの素材があるのに「自動作成」のツールを選ぶと、せっかくの映像を使わないまま生成物が出てきます。手元に映像があるかどうかで選ぶ側を決めてください。
日本語Vlogで使える自動編集機能(2026年10月19日 公式確認)
自動編集の多くは「音声を文字起こしして、その文字を手がかりに切る」仕組みです。そのため、日本語で話すVlogでは文字起こしの対応言語に日本語が入っているかで使える機能が変わります。
| ツール・機能 | できること | 日本語の話し声 |
|---|---|---|
| Descript 文字起こし編集 | 文字を消すと映像も消える編集 | 非対応(文字起こし25言語に日本語なし) |
| Descript Remove Filler Words | 「um」「ah」「like」、繰り返しの語を検出して削除 | 非対応 |
| Descript Studio Sound | 背景ノイズの除去・話し声の補正 | 言語の記載なし(音声の補正機能) |
| Descript 翻訳吹き替え | 音声を別の言語に吹き替え | 吹き替え先の30言語に日本語あり |
| VEED 自動字幕 | 字幕の自動生成・翻訳、タイミングの調整 | 対応(Japanese Subtitles) |
| YouTube Studio 自動字幕起こし | アップロード後に字幕を自動作成 | 対応(誤りは編集して確認) |
日本語で話すVlogは、字幕はVEEDかYouTube Studioで自動生成し、カットは自分で確認する分担が現実的です。話し声のない映像中心のVlogであれば、言語の制約は受けません。
「AI Vlog」=生成AIで作るVlogと、YouTubeでの開示
「AI Vlog」という言葉は、撮影した映像をAIで編集するVlogのほかに、動画生成AIで架空の人物や旅先の映像を作って構成するVlogを指して使われることがあります。後者は撮影が不要な一方で、YouTubeに投稿する場合は開示のルールを確認する必要があります。YouTube公式ヘルプ(2026年10月19日確認)では次のように分かれています。
- 開示が必要な例:現実には起こっていないシーンのリアルな生成、実在する場所のAI生成映像を旅行動画に追加すること、AI生成の音楽を動画の中心に使うこと
- 開示が不要な例:アニメーションなどの非現実的な内容、AIで作った台本・サムネイル・タイトル、字幕の作成、自分の声をクローニングしたナレーション、美顔・色調整などの軽微な編集
開示はYouTube Studioのアップロード時に[属性]→[AIの使用]で行います。YouTubeの生成AIツールで作った動画やC2PAメタデータを含む動画には、AIラベルが自動で付くことがあります。収益化への影響はAI動画のYouTube収益化で、生成に使えるモデルはKling 4.0・Vidu Q4・Grokの動画生成プランで整理しています。
Vlogの編集をAIに任せるとき、何をどこまで任せるか
全部任せると、かえって直す時間が増えます。実際に時間が減るのは次の3つです。
- 無音・失敗カットの削除:機械的な作業なので任せて問題が起きにくい
- 字幕の書き起こし:固有名詞と数字だけ自分で直す前提なら大幅に速い
- BGMの音量調整:話し声に合わせた自動調整は手作業より安定します
逆に、どのカットを残すかという判断はまだ任せきれません。 「その場の空気が良かった数秒」をAIは拾いません。この確認は自分で行うほうが、結果的に作業時間を短縮できます。
用途別おすすめの組み合わせ
- 長尺の旅Vlog:話し声のない素材・英語のVlogはDescriptで粗編集、日本語の話し声はVEEDかYouTube Studioで字幕を自動生成 → Veed/Canvaで仕上げ
- 顔出しなしの日常Vlog:Fliki(AIナレーション+テンプレ)中心
- 縦型ショートVlog:自動字幕+テンプレで量産(YouTubeショート×AI)
ツール全体の比較はAI動画ツール比較を、無料で試したい場合は無料で使えるAI動画ツールをご覧ください。
注意点(事実ベースで使うために)
BGM・素材・フォントの商用利用可否、AI生成物の利用規約は、各ツールの公開情報で必ず確認してください。収益化や案件で使う場合は、プラットフォームの透明性ルール(AI利用の開示など)にも従う必要があります。料金・機能は変わるため、契約前に公式の最新情報を確認してください。
出典(公式・2026年10月19日確認)
- Descript Pricing(文字起こし25言語・Remove Filler Words・Shorten Word Gaps・Studio Sound・吹き替え30言語)
- VEED Auto Subtitle Generator(自動字幕・翻訳・Japanese Subtitles)
- YouTube ヘルプ:自動字幕起こし機能を使用する(対応言語に日本語)
- YouTube ヘルプ:生成 AI コンテンツの使用に関する開示(開示が必要・不要な例、自動ラベル)
よくある質問
Vlog編集にAIを使うと、どの作業を効率化できますか?
撮りためた長尺素材から不要部分(無音・言い淀み)を自動でカットし、テロップ・BGM・場面転換を自動で付けられる点が主なメリットです。ただし、文字起こしを使う機能は対応言語に左右されます。たとえばDescriptの文字起こしは25言語で、日本語は含まれていません(2026年10月19日 公式確認)。
日本語で話すVlogの言い淀みを、Descriptで自動カットできますか?
できません。Descriptの「Remove Filler Words」は「um」「ah」「like」などを対象とする機能で、文字起こし自体が日本語に対応していません(2026年10月19日 公式の料金ページで確認)。日本語のVlogでは、字幕はYouTube Studioの自動字幕(日本語対応)やVEEDの自動字幕で用意し、カットは手作業で確認する組み合わせが現実的です。
AIで生成した映像で作ったVlog(AI Vlog)は、YouTubeで開示が必要ですか?
本物のように見える場合は必要です。YouTube公式ヘルプは、現実には起こっていないシーンのリアルな生成や、実在する場所のAI生成映像を旅行動画に追加する例を「開示が必要」としています。一方、アニメーションなどの非現実的な内容や、AIで作った台本・サムネイル、字幕の作成は開示不要です(2026年10月19日確認)。
顔出しなしでもVlogは作れますか?
作れます。風景・手元・持ち物などの素材にAIナレーションとテロップを乗せれば、顔を出さずにVlogを構成できます。ナレーションはAI音声合成、字幕は自動文字起こしで用意でき、撮影の負担を軽減できます。
スマホで撮った縦型動画もAIで編集できますか?
できます。縦型(9:16)のショートVlog編集に対応したツールが多く、自動字幕・テロップ・トリミングを縦型のまま処理できます。縦型ショートの量産については別記事でも解説しています。
AIで作ったVlogを収益化(広告・案件)に使えますか?
利用するツール・素材・音源のライセンス次第です。BGMや素材の商用利用可否、AI生成物の利用規約を必ず確認してください。プラットフォーム(YouTube等)の規約・透明性ルールにも従う必要があります。
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このガイドは MoviAI編集部(運営者情報・編集方針) が公開情報をもとに作成しています。